関東圏版・鳶職給料相場は?

はじめに
建築現場などの高い場所での作業を行う鳶職は体力や技術力、集中力などが求められるため、給料が高めとなっています。
特に、地方より関東圏は他の地域より給料が高めに設定されていますが、実際のところどうなのでしょうか?
また、鳶職で給料アップするにはどうすればいいのかについても解説いたします。
鳶職の関東圏の給料相場

電卓を持った女性

鳶職の平均年収は約400万円となっており、建設系の職種の中でも高めの設定となっています。
その理由は高い場所での作業や重量物を扱うため、さまざまなスキルや集中力が求められるからでしょう。
関東圏は他の地域と比べ500万円弱と平均年収が高めで、次いで近畿、その他の地域となっています。
月収で言うと、平均30万円程度が相場となっていますが、年齢や勤務する会社、保有資格などによってかなりの差があるようです。
鳶職人として働きたい場合は雇用形態が安定した正社員がおすすめで、未経験ならバイトから始めることも。
未経験でバイトとして始める場合も給料が20万円超のケースもあるため、ガッツリ稼ぎたいという方におすすめと言えるでしょう。
「経験がない、いきなり正社員として働くのはちょっと…」という方は鳶職バイトから始めてみてはいかがでしょうか?
鳶職バイトが給料アップする方法

お札を眺める笑顔の男性

鳶職バイトに慣れてきたら、給料アップを狙いたいですよね。
給料アップにはどういった方法があるのでしょうか?
いくつか、その方法についてご紹介いたしましょう。

① 資格を取得する
鳶職人として働く場合、資格があると手当がつくことがほとんどです。
雇用する側も資格を持つ人を雇えば、幅広い仕事を請け負うことができ、大きな事業に取り組むことも。
つまり、雇われる側にとっても雇う側にとってもメリット大ということです。
では、どういう資格を取得するのがおすすめなのか見てみましょう。

・とび技能士
とび技能士の資格取得には筆記試験と実技試験に合格しなければなりません。
ただし、3級のみ実技試験はありません。
もし、筆記と実技のどちらかのみ合格となった場合は次回の合格科目が免除となります。

・玉掛け技能講習・玉掛け特別教育
玉掛け技能講習はクレーンなどで重量物を吊り上げ作業を安全に行うためのスキルや知識を習得するための資格で、労働安全衛生法により1t以上の荷重を扱う場合に資格取得が義務づけられています。
もし、適切に玉掛けを行わないと大きな事故やトラブルが発生する可能性があります。
いっぽうで、玉掛け特別教育は1t未満の荷重を扱う作業に必要な資格です。

・足場組立等作業主任者
足場組立て等作業主任者は作業主任者からの指示より足場の組み立てや変更、解体などを行う人のことです。
労働安全衛生法により、張出し足場やつり足場、高さ5メートル以上の足場の組み立て、変更、解体作業を行う現場で必要となる資格です。
この資格を保有する人を配置しないと違法になるため取得すると重宝がられるでしょう。

・足場の組立て等作業主任者
高いところで作業する足場工事はさまざまなリスクがあり、重い資材が落下したり、運搬中の資材に挟まれたりなどの重大な事故が起きることも。
こういった事故が起こらないよう足場工事の現場で作業する人を指揮・監督するのが足場の組立て等作業主任者です。
この資格は国家資格で足場工事を行う際の労働災害を防ぐのが主な役目となっています。
いわば現場を指揮するリーダーの役割を担っていると言ってもいいでしょう。

② 別の会社へ転職する
鳶職でバイトとして働く場合に給料アップを狙うおすすめの方法は別の会社に転職することです。
もし、今働いている会社の業績が振るわない場合に、経験やスキルを積んでも給料が上がらないとモチベーションが上がりません。
でも、業績が両方な会社へ転職すれば、大きなプロジェクトに関わることができスキルアップすることも。
もちろん、転職前より給料アップになるでしょう。
また、転職先で将来につながる新しい人たちとの出会いも得られ、お金だけでなく人脈も広がるでしょう。

③ 寮付き住み込みバイトを選ぶ
鳶職バイトが給料アップを狙う際、もっともおすすめなのが寮付き住み込み案件を選ぶこと。
生活費の中で最も大きなウエイトを占めるのが家賃ではないでしょうか?
寮付き住み込みバイトなら、家賃が無料もしくは格安なので浮いた分を他に回すことが可能です。
そのため、同じ給料でも寮付き住み込みバイトなら手元に残るお金が増えるでしょう。
浮いた分を趣味に使ったり、遊びに使ったり、貯金に回したりすることも。
「でも、寮に引っ越すのに初期費用がかかる…」とご心配の方もいるかもしれません。
多くの寮付き住み込みバイトは敷金、礼金のほかに引越し費用を負担してくれることもあるようです。
また、家具や家電などが備え付けられている案件もあり、初期費用はほとんどかかりません。
一般的に引越しの初期費用には数十万円ほどかかりますが、寮付き住み込みバイトならかからないので安心です。
さらに、食堂を完備している寮なら無料や一部負担で食事の提供があるため、食費も節約できます。
お金だけでなく時間の節約になるのもメリットです。
ほとんどの寮は現場近くに提供されているので、混雑する電車やバスに揺られて通勤する必要がありません。
徒歩や自転車で通勤できれば、肉体的、精神的にもストレスが少なくて済み、通勤時間が浮いた分を他のことに回せるので時間を効率よく使えますね。

寮付き住み込みの鳶職バイトの探す際のポイント

スマートフォンを眺める女性

寮付き住み込みできる鳶職バイトを探す際、やみくもに探しても時間と労力がムダになってしまいます。
さまざまなポイントをおさえた上で求人探しを行いましょう。
たとえば、どの位の期間働きたいか、寮に求める環境、希望するエリアなどを明確にしておくことが大切です。
ただ、あまりに条件を上げてしまうと、希望する案件が見つかりにくくなることも。
そこで、自分の希望する条件に優先順位をつけて整理してみましょう。
優先順位を決めたら、求人サイトで検索します。
検索する際、希望するエリア、期間、勤務時間などを入力するといいでしょう。
寮付き住み込みの鳶職バイトを探す方法

笑顔で下を指さす女性

鳶職バイトをしてみたい、寮に入って住み込みで働いてみたい…と思った方も多いでしょう。
では、どうすれば寮付き住み込み可能な鳶職バイトを見つけることができるのでしょうか?
知り合いや友人の紹介、求人誌で探すなどの方法もありますが、最もおすすめなのが住み込み求人に特化したサイトの利用です。
寮付き住み込み求人に特化したサイトなら、さまざまな環境の寮付き住み込み求人が多く掲載されており、自分の希望する条件に合った求人を見つけることができるでしょう。
まとめ
鳶職の関東圏での給料相場やどうすれば給料アップができるのかなど、詳しくお教えいたしました。
鳶職は他の仕事と比べ、高い集中力や体力、技術力を要するため給料は高めとなっており、特に関東圏は他のエリアと比べて高く設定されています。
給料アップを狙うなら資格を取得する、業績のいい会社に転職するなどの方法もありますが、最もおすすめなのが寮付き住み込みの求人を探すこと。
家賃や光熱費などを負担してもらえる分、手元に残るお金が増えるでしょう。
寮付き住み込みの鳶職バイトの案件を探す際は住み込み求人に特化した求人サイトを利用するのがおすすめです。

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